文字サイズ

ありがとうの心をいつまでも

公益財団法人 瀬田南大萱霊園

公益財団法人 瀬田南大萱霊園

メニュー

新着情報

「昭和之碑」をきれいに!

投稿日 2017.09.15(金)

 当霊園の秋彼岸・9月23日の恒例行事は地元地域の南大萱町戦没者追悼法要です。これは旧墓地から慰霊施設が当霊園の入り口部分に移転・整備された平成21年以来続いているもので、同日は午後3時から大津市長をはじめとする来賓を迎えての追悼式。その後、地域内5寺院のご住職が勢ぞろいで勤行が行われる厳かな催し、となります。

 その中心となる施設が「昭和之碑」ですが、この法要を前に縣(あがた)南大萱町遺族会会長ほか有志の方々で清掃の後、筆入れ彩色のリニューアル奉仕をいただきました。この碑は昭和25年3月に建立されており、戦没者・114柱を刻名し遺族の追慕の想いとともに鎮魂の思いが結集されたものです。

 縣(あがた)会長は作業の手を休め「多くの先輩がご苦労の結果お残しいただいた遺産。私たちにはこれを守り、次代に引き継ぐ責務があります。戦後72年が過ぎ、遺族も高齢化と減少が著しく、遺家族にあっても代替わりが激しく切実な戦争体験は希薄になっています。しかし、北朝鮮からミサイルが発射される現代、戦争と平和は紙一重と言えます。23日はささやかな追悼行事ですが、皆さんに不戦の誓い・平和を希求するメッセージを感じていただければ―。」と話されていました。

 当日のお参りはもとより、墓参の際の通りすがりにもきれいになった「昭和之碑」をまえに、戦没者とご遺族のご労苦をしのびつつ、平和を喜ばせていただくとともに平和の尊さを次世代に伝える「礎」として手を合わせていただければ幸いです。

(大)

「昭和之碑」をきれいに!